活動実績

日本リザルツは発足以来、「飢餓と貧困のない世界を創ろう」という市民の声をメディアや国会議員を通じ、政府へ届け、具体的な方策を提示して成果を上げてきました。日本リザルツは国内での活動だけでなく、世界銀行をはじめとする国際開発機関に対しても、世界的なネットワークを通じて政策提言を行っています。

活動内容
1989米国リザルツの創設者サム・デイリー・ハリスの来日により発足
1990子どものための世界サミット」支援のため‘キャンドルライト・ビジルズ’(米国リザルツ教育基金主催)に参加。一斉にキャンドルを灯してサミットの成功を祈るイベントを他団体との協力により全国18ヶ所で開催。(世界86カ国で約100万人が参加)
1991「子どものための世界サミット」の実現に向けて、学校指導用キットを中・高等学校教員に配布。
1992貧困解消プログラムへの融資割り当ての増大を要求した国会議員の署名を世界銀行総裁に送付。日本では衆参両院で172名の議員が署名。世界30カ国から総計1,358名の議員署名が同総裁に送られた。
1993初等教育・基礎保健分野への融資割り当ての増大を要求した国会議員の署名を世界銀行総裁に送付。衆参両院で240名の議員が署名し署名議員の代表3名がアジア開発銀行総裁に直接申し入れを行った。
マイクロクレジット(無担保小額融資)で、貧困解消と女性の自立に貢献しているバングラディシュのグラミン銀行を支援するため、同銀行の創立者ムハメド・ユヌス理事を地球環境国際議員連盟(GLOBE)の総会に招聘。来日中に同氏のテレビ・ラジオ番組出演を実現。
1994フリカ開発銀行の増資交渉会議に出席する大蔵官僚に貧困解消プログラムを盛り込んだ米国・カナダ・北欧諸国の提案を支持するよう、国会議員を通して要請。
1995ODAによるグラミン銀行への円借款(29億8,600万円)が決定。日本リザルツは円借款の早期実現に貢献した。
貧困解消に効果的な融資方法を提言した国会議員の署名を集め、世界銀行、アジア・アフリカ・米州各開発銀行の総裁、及びIMFの専務理事に送付。日本では衆参両院で194名の議員が署名。世界各国から総計1,100名を超える議院署名を各総裁と同専務理事に送られた。
北京で開催された「国連世界女性会議NGOフォーラム」に、アメリカ・イギリスのリザルツと共に参加。
1996ワシントンDCで世界銀行日本理事と会談。「マイクロクレジット・サミット」への支援、95年に同総裁へ送付した国会議員署名の書簡への理解と努力を要請した。
東京の広尾に事務所を開設。
1997国際リザルツのプロジェクト、ワシントンで開かれた第一回マイクロクレジット・サミット(リザルツ教育基金主催)へ当時の羽田首相と参議院議員広中和歌子議員を招聘。他に釘宮磐議員も参加。各国政府、NGO、金融機関等の代表者約3,000名が参加した。以降、マイクロクレジット・サミットが行われる毎に、外務省と財務省から数名派遣されている。アジア開発銀行総裁と中曽根元首相、海部元首相、羽田首相、広中和歌子議員との面会を設定。アジア開発銀行のマイクロクレジットへの支援を要請
98年度概算要求でユニセフなどに対する拠出金の大幅削減が発表されたのに対し、日本リザルツは削減反対のはがき2,000枚を国会議員、外務・大蔵大臣 に送付したほか、国会議員による署名運動を推進。142名の議員署名を外務・大蔵大臣に提出することに貢献。閣僚復活折衝でユニセフへの拠出金は41%減 から0.9%の微増に。
貧困解消への更なる努力を要請した国会議員の署名を集め、アジア開発銀行総裁に送付。日本で3名の元首相(中曽根康弘氏・海部俊樹氏・羽田孜氏)が署名し、署名議員の代表が同総裁に直接申し入れを行った。
ワシントンDCで世界銀行日本理事及びIMF日本理事と会談し、貧困解消プログラムへの取り組みを要請した。
『マイクロクレジット・サミット報告書』(日本語版)刊行。
グラミン銀行ユヌス理事のドキュメンタリー番組の制作に協力。番組はNHK衛星第1放送で数回にわたり放映された。
1998「マイクロクレジット・サミット評議会会議」(ニューヨーク)に参加。グラミン銀行ユヌス理事と海外協力経済基金(OECF)担当者の非公式会議を実施。
スタディーツアー「リザルツ国際大会参加と世界銀行へのロビーイング」を実施し、各国リザルツ代表と共に世界銀行首脳陣と会談に臨んだほか、世界銀行日本理事代理と会談した。
1999相互学習会「マイクロファイナンスの実際と今後の課題」をNGO活動推進センターと共催。
NHK に働きかけ、マイクロクレジットの45分特集番組を組む。
2000沖縄サミットに向けて、感染症対策、特に結核対策を議題にするよう、代議士とメディアを通して要請。感染症対策のための沖縄イニシアティブが発表される。公約された感染症対策30億ドルが有効に使われるよう、メディアと国会議員に訴えた(計7名の議員と会談)。
2001国際協力銀行(JBIC)に対してマイクロクレジット支援に関する政策提言を行った。
日本政府が沖縄サミット議長国として感染症問題により積極的に取り組むよう、メディアに訴えた。
世界エイズ結核マラリア基金への増資を国会議員を通じて日本政府に要請。
2002マイクロクレジットの創始者ともいえるグラミン銀行のムハメド・ユヌス氏を日本に招待、橋本龍太郎、羽田孜両元首相を始めとし、国会議員約25名を含む約100名への講演会を開催。また『アエラ』の表紙掲載ほか、各誌との取材をセッティング。
マイクロクレジットの推進及び、子ども支援について国会議員(計4名)と懇談。
「マイクロクレジット・サミット+5会議」(ニューヨーク)及び「東南アジア・日本NGO子ども支援会議」(ジャカルタ)に参加。
2003ODAの感染症対策見直しについて、齊藤淳議員が予算委員会において外務大臣に質疑応答を行った。
マイクロクレジット・サミット事務局長サム・デイリー・ハリス氏の来日に伴い、国会議員対象の講演会を開催(議員と秘書計21名参加)。またJBICで講演し、マイクロファイナンスへの積極的な支援を訴えた。
ワシントンDCで世界銀行及びIMF首脳陣との会談に臨んだほか、世界銀行理事と会談した。
2004第9回「日経アジア賞」受賞のため来日したムハメド・ユヌス氏の滞在計画に協力。JICA理事長緒方貞子氏との対談を『日経アソシエ』に掲載、JICA職員対象の講演、中央大学での講演、日経主催小泉首相との会談などの実現に協力。
10月2、3日の世界銀行およびIMFの年次会議にあわせ、昨年の要望書に署名した国会議員に対し、この会議において財務大臣の支援をもらうよう依頼。
財団法人結核予防会/結核研究所(JATA/RIT)にて専門家対象に講演、当団体の活動について紹介。
各政党にマイクロファイナンス事業に関する質問状を送付。
沖縄サミットでの感染症対策への十分な支援を要請するため、メディアに訴える。
2005世界結核キャンペーンに参加。現在までに、日本政府の結核薬への支援を求めて、財務大臣・副大臣、厚生労働副大臣、外務政務官へ申し入れ書と世界NGOの 署名55団体分を提出、世界銀行に対する結核支援を求める国会議員署名85名分を世界銀行理事室に直接提出。また、結核/エイズの二重感染に関するNHK特集を含む、計51の新聞TV雑誌ラジオに結核または結核/エイズの記事掲載を行った。
2006世界銀行、アジア開発銀行、UNDPに対しマイクロクレジットへの更なる資金供給を求めた国会議員署名各約100名分を郵送にて総裁宛に提出。封書で回答を受け取る。
世界銀行東京事務所にてシンポジウム「マイクロクレジットって何?」を、日本リザルツ、プラネットファイナンス・ジャパン、ACC21と共催で開催する。
2007ストップ結核パートナーシップ日本の設立に参加。
ストップ結核パートナーシップ日本のメンバーとして、ストップ結核パートナーシップ推進議員連盟の設立に協力。
2008TICADⅣ、洞爺湖サミットにおける結核アドボカシーを行う。
ストップ結核パートナーシップ日本のメンバーとして、国際結核シンポジウム(の実施・運営に際し協力。
1997年~2005年に開かれたマイクロクレジットサミットの総括を行った「マイクロクレジットの現状 サミット・キャンペーン・レポート(和訳版)」を出版。
ストップ結核パートナーシップ日本のメンバーとして、ストップ結核ジャパンアクションプランの策定に協力。
2009国際連帯税を推進する市民の会(ACIST)設立総会&記念シンポジウムの開催に参加。
国際連帯税推進協議会(寺島委員会)へリザルツから参加。第一回会合後には、国際連帯税創設を求め議員連盟との合同会議が開催された。
2010現地時間1月11日のハイチ大地震以後、ハイチ募金(毎月11日)を開始。
亀田興毅氏のストップ結核チャンピオン就任会見をコーディネイト。
国際ラウンドテーブル 地球危機の最前線で~世界基金のこれからを考える~を開催。宣言文をとりまとめ、第3次増資会合に向けた拠出額増額を関係各所へ要望。
国際連帯税推進協議会(寺島委員会)にて最終報告書がまとめられた。12月の東京総会における日本での航空券税早期導入と国際会議での通貨取引税などの議題化を宣言すべきことを提言。
「ストップ結核パートナーシップと関西地域の結核対策」に参加。世界基金の拠出増、結核対策の二国間協力の促進、国際連帯税の実現を訴えた。
動く→動かすのスタンドアップキャンペーンに参加。リザルツは、すべての国会議員事務所を訪問し、MDGs達成の必要性、特にMDGs6における世界基金の重要性を訴えた。
2011• 東北復興支援事業開始。
• 国際機関「GAVIアライアンス(ワクチンのための世界同盟)」のキャンペーン事務局に。英ロンドンで開催の第一回GAVI増資会合に出席。
• 国連機関「国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)」のキャンペーン事務局に。UNRWAに対する日本政府からの拠出額拡大に向けて国会議員や関係省庁へのアドボカシーを実施。
2012UNRWAが企画したイベントで、中東のパレスチナ暫定自治区のガザ地区の子どもたちおよそ1,000人が、東日本大震災の犠牲者を追悼し復興への願い、3月18日に日の丸などを描いた手作りのたこを揚げた。日本リザルツは「We ♥ Japan」のロゴ入りTシャツを中根保株式会社から寄付していただき、子供達に提供。この模様はNHK「おはよう日本」で複数回放映された。
被さい者の思いを綴った短冊と共に現在釜石市の仮設住宅で実施しているアンケートで得られた住民の要望や声をまとめた、野田佳彦内閣総理大臣宛の要望書を藤村修官房長官に手交。また野田総理の釜石訪問を併せて要請した結果、その後総理の釜石訪問が実現。
2013• TICAD V(第5回アフリカ開発会議)に、GAVI大使のイボンヌ・チャカ・チャカ氏を招聘。安倍晋三内閣総理大臣との面会を設定。
• 事務所を千代田区霞が関に移転。
• 世界基金第4次増資会合に向けたアドボカシーキャンペーンを実施。日本政府が発表した8億ドルの拠出誓約の実現に大きく貢献。
2014ODA予算アップキャンペーン「国際協力のためのお金 国の予算の1/100キャンペーン」を実施。
Gaviワクチンアライアンス大使のイボンヌ チャカチャカ(南アフリカ出身の世界的歌手、世界の貧困問題の活動家)の来日の際、安倍総理を始め閣僚、議員、官僚との面談をアレンジ。
フィリピン レイテ島で結核調査を実施。
2015釜石・ガザの子ども達の凧揚げ交流会を実施。
国際母子栄養改善議員連盟設立に協力。
離婚と親子の相談室「らぽーる」 を日本リザルツ内に開所。
ガザの子ども達を日本に招聘、安倍首相との面会を設定。

貧困問題の解決を目指すアドボカシー(政策提言)型の国際市民グループ(NGO)